厚生年金保険料のアップ(10月〜)

(2004年8月23日)

厚生年金保険料率が毎年0.354%づつの引き上げが決まったが、この10月施行により、10月分(11月納付分)から13.934%になる。

◆ 保険料アップ
   
   (1)現在13.58%(これを労使折半)の厚生年金保険料率は、10月分(11月納付分)から0.354%アップとなり、13.934%となる。
   
   (2)今年度は10月分からであるが、2005年度からは毎年9月に0.354%アップとなり、2017年に18.30%で固定される(と、法律では決まったが、それを信じている国民は殆どいない)。
   
   【参】今回の厚生年金のアップは上のとおり0.354%だが、国家公務員共済年金のアップは0.129%で、厚生年金の1/3。これら官民格差は「既得権益」として改まらないのが日本の現状。いや、既得権益ではなく、寄生虫といった方が正しい。 … 郵政民営化の是非は別として、まさか民営化で厚生年金の負担や税金の投入があるんではないでしょうね?(国鉄民営化のときの様に)
   
◆ 負担する保険料の整理(政府管掌健康保険の場合)
   
    2004年10月からの保険料負担を整理すると次表のとおり(政府管掌健康保険の場合)。
   
    
区  分保険料率内、会社負担備  考
社会保険健康保険82/100041/1000会社と本人が折半
介護保険11.1/10005.55/100040歳〜64歳のみ、会社と本人が折半
厚生年金 139.34/100069.67/1000会社と本人が折半
児童手当拠出金0.9/10000.9/1000全額会社負担
小計 233.34/1000 117.12/1000 
労働保険雇用保険17.5/100010.5/1000(本人負担 7/1000)
労災保険5.0/10005.0/1000サービス業の場合、全額会社負担
小計22.5/100015.5/1000 
合  計255.84/1000132.62/1000(本人負担 123.22/1000)
   
◆ 厚生年金の今後のアップ
   
    
適用期間厚生年金保険料率
一般被保険者船員・坑内員
平成16年10月分〜平成17年8月分まで139.34/1000152.08/1000
平成17年9月分〜平成18年8月分まで142.88/1000154.56/1000
平成18年9月分〜平成19年8月分まで146.42/1000157.04/1000
平成19年9月分〜平成20年8月分まで149.96/1000159.52/1000
平成20年9月分〜平成21年8月分まで153.50/1000162.00/1000
平成21年9月分〜平成22年8月分まで157.04/1000164.48/1000
平成22年9月分〜平成23年8月分まで160.58/1000166.96/1000
平成23年9月分〜平成24年8月分まで164.12/1000169.44/1000
平成24年9月分〜平成25年8月分まで167.66/1000171.92/1000
平成25年9月分〜平成26年8月分まで171.20/1000174.40/1000
平成26年9月分〜平成27年8月分まで174.74/1000176.88/1000
平成27年9月分〜平成28年8月分まで178.28/1000179.36/1000
平成28年9月分〜平成29年8月分まで181.82/1000181.84/1000
平成29年9月分以降183.00/1000
   
【参考】 国民年金など
   
   国民年金保険料は、2005年4月より毎年280円ずつ引き上げられ、2017年以降は月16,900円で固定される(という法改正の内容)。
   20歳代で親と同居していて、収入が全額免除基準以下の場合は、納付を10年猶予できる制度(10年の時限立法)ができた。
   専業主婦の第3号被保険者の届出忘れについて、2005年3月以前の未届期間が救済される。2005年4月以降は、届出遅れはやむを得ない場合にのみ救済する。


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